〈クラレポバール®〉についてよくある質問
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〈クラレポバール®〉はどんな素材ですか?
〈クラレポバール®〉は、紙、接着剤、繊維、包装など、さまざまな用途に使用されるポリビニルアルコール(ポバール、PVOH、PVA)樹脂です。
「水に溶ける」というユニークな特長をもち、優れた成膜性、乳化性、接着性などを備えています。
〈クラレポバール®〉の溶解方法を教えてください。
〈クラレポバール®〉は一般的に水溶液にして使用します。
溶解方法:
水に〈クラレポバール®〉を投入し加熱して溶解します。なお、熱源としては水蒸気の直接吹き込みやジャケットによる間接加熱が考えられます。溶解液中にポバール粒子が認められなくなれば溶解は完了です。
完全けん化銘柄と部分けん化銘柄では、溶解方法が若干異なりますので、注意が必要です。
①完全けん化銘柄
常温の水を攪拌しながらポバールを投入します。よく攪拌しながら、加熱を始め、液温が約95℃に到達後60分くらいで溶解が完了します。
②部分けん化銘柄
部分けん化銘柄は冷水にも容易に溶けるため、投入時に大きな塊状物やママコ(だま)を生成しやすいので注意が必要です。投入時の水温は25℃以下にし、よく攪拌しながらできるだけゆっくりポバールを投入します。
投入後も充分攪拌を続けながら、昇温し、93~95℃まで到達後30~60分で溶解が完了します。
〈クラレポバール®〉はマイクロプラスチックと見なされますか?
EU規制No.2023/2055 Appendix 16*に基づいて当社で調査したところ、けん化度92mol%以下の〈クラレポバール®〉においては、合成ポリマー微粒子(マイクロプラスチック)の定義から除外されることが確認されています。
*合成ポリマー微粒子の定義から除外される溶解性基準: OECD 105/120に基づいて溶解度2g/L以上を示す
〈クラレポバール®〉にはどのような粘度の銘柄がありますか?
〈クラレポバール®〉には、幅広い粘度域で銘柄があり、通常約3mPa·s~約225mPa·sの粘度(4%水溶液、20℃で測定)のものまで取り揃えております。そのため、お客様の用途に最適な銘柄をご選択いただけます。
〈クラレポバール®〉にはどのようなけん化度の銘柄がありますか?
〈クラレポバール®〉には、幅広いけん化度域で銘柄があり、通常低けん化(約70~80mol%)から部分けん化(約87~89 mol%)、中間けん化(約92~96 mol%)、完全けん化(約98~99 mol%)銘柄まで取り揃えています。けん化度は、ポバール樹脂の溶解性やフィルム特性に影響する重要なパラメータです。
〈クラレポバール®〉に生分解性はありますか?
はい、〈クラレポバール®〉は水溶液の状態で本質的生分解性*をもちます。
*本質的生分解性:素材そのものが、自然界の微生物によって(特別な条件や添加剤なしで)、最終的に水と二酸化炭素に分解される性質のこと。
〈クラレポバール®〉はどのように保管したら良いですか?
①水に溶解するので、雨水等がかからないように保管してください。
②吸湿してブロック状になりやすいので、高温多湿の場所は避けて保管してください。
③3,000kg以上の保管については、消防法指定可燃物としての規制を受けます。
詳細は、こちらのページから各銘柄のセーフティーデータシート(SDS)をご覧ください。